迷惑タバコを見つけよう
街中に溢れるマナーの悪い喫煙者。分煙状況が悪くいたずらに煙が漏れる場所…そういったところを調査し、ひどい場合は写真つきで(人物については誰だか分からないように処理する)公開しようというサブコンテンツ。どうなるのかは分からないが、これで喫煙者が何か考え直してくれればと思う。
1.なぜマナーを守らなければならないのか?
それは簡単なこと。タバコというものは煙が出るもの。その煙は風に乗って遠くまで届く。しかも、タバコの煙にはニコチンと呼ばれる有害物質が含まれている。これは中毒性を誘発する物質で、ある一定量(詳しくは知らない)を吸うと生命の危機に瀕するという毒物である。では、それがマナーを守らずに所構わず吸っていたらどうなるだろうか?無関係な人間が毒に冒されるのである。よく「自分だけが苦しむ。死ぬのは自分だけだ」ということを聞くがそれは大きな間違い。タバコには主流煙と副流煙がある。主流煙はフィルターでカバーされるので少しは毒性が抑えられるが、副流煙はフィルターでカバーできないので直接有害物質が体内に侵入してしまう。周囲の人間は否応なしにその被害を被ることになる。「自分さえよければそれでいい」という独り善がりな気持ちでタバコを吸うことは許されない。タバコ1本で間接的であれ人が殺せるのである。知らず知らずのうちに周囲の人間の健康を害し、命を脅かしている。だから、そういった被害を抑える為にマナーがある。守ってもらわねば人は安心して生活を送れないのだ。タバコは百害あって一利なし、嫌煙家にとっては苦痛以外の何者でもない。
2.マナーの悪い喫煙者とはこういう奴だ
では具体的にマナーの悪い喫煙者とはどういう喫煙者をさすのだろうか…いくつか例をあげておこう。
1.本来禁煙と定められている場所で喫煙する奴(これについてはかなり問題がある。禁煙と定められているのは理由があるものである。それを知ってか知らずかお構いなしに吸う。これは許せない)
2.ちゃんと火を消さずに灰皿にタバコを捨てる(その数分後には消したはずのほかのタバコに火が燃え移って一斉に煙をあげていたずらに被害者を増やす。喫煙コーナーの意味がなくなる)
3.風の強い日の歩きタバコ(火のついたタバコを持っているだけで灰が風に乗っていく。その灰が目や口に入ったりする。風がある分煙もより遠くに届く。被害範囲の拡大につながる)
4.火のついたままのタバコを手に持ったまま歩く(タバコの火の温度は600度以上。歩くということは手を振るということだから人の肌にあたる可能性だって当然出る。火であるから当たれば火傷する。これによって子供が失明しかかったという事件もあるのだ)
5.吸殻のポイ捨て(町の美化状況の悪化の主な原因がポイ捨てされたタバコの吸殻だという。さらに火がついたままポイ捨てする者もいる。もしこれが人に当たればただではすまないし、燃えやすいものの近くに火のついたタバコが捨てられれば当然火事の原因となる)
こういった行為に心当たりがあるという人はこれを機に考えて欲しい。何気ない行為で被害を受ける人間がいるということを認識してマナー違反を改善してもらいたい。
3.法律ではどうなっているの?
タバコに関する法律はいくつかある。だが、2番に書いたマナー違反を規制するような法律は何ひとつない。つまり、マナーというものは個人の自主性に任せているのが現状だ。これではルールが定めにくい。
4.では、なぜ未成年の喫煙は法律で禁じられているのか?
コンビニなどでも未成年にタバコは売らないとしている。そうやって厳しく規制するのはなぜか?それは医学的な根拠によるものらしい。未成年というものはまだ体の構造が未完成である。そこにタバコを吸ったらどうなるか?未完成である部分の体の各部分がタバコの有害物質に冒され、身体機能に支障が出る。主なものとして肺疾患、味覚障害、体力低下がある。また、昔まで成人病と呼ばれていた病気が若年期に起きるようになるのもタバコが原因の一つということ。さらには、タバコによって花粉症が悪化したり直りが悪くなったりするとの報告もある。春先には非常に迷惑なものである。同じ理由で妊婦の喫煙も好ましくない。妊婦自身の健康を損なうことは当然として、胎児の健康までも害してしまう。その結果、奇形児が生まれてしまったり、10年後くらいに肺疾患になる、生まれながらに味覚障害といったことになる。しかも、副流煙の場合はその害がより強く出るのだ。喫煙者に言いたい。未成年や妊婦の前ではタバコを吸わないで欲しい。家でも同じこと。自分の子供の前で吸うのは避けて欲しい。できれば自分の部屋で吸うことを勧める。お茶の間でタバコを吸われて不快に思う子供は意外と多いのだ。
※補足:未成年の喫煙が横行する理由は、自動販売機などで気軽にタバコが買えてしまうことに他ならない。本気で、かつ徹底的に未成年の喫煙を規制するのならば、誰でも入れる公共の場にタバコの自動販売機を置かないようにすべきだ。実際アメリカなどではタバコの自動販売機は一切置かれていない。これが、日本のタバコ規制は甘いと言われる所以である。
5.それだけ害があるにも関わらず、なぜタバコは売られ続けるのか?
実のところ、それは国益のためである。タバコを売ることによって国は収入を得ている。タバコ税とよばれているものがそうだ。このタバコ税、年々増税の傾向にあり、減税されることはまずない。それはなぜか?喫煙者人口を減らす為だ。だが、本当に吸いたい人間は増税されても買う。増税では根本的な解決になっていないのが実状だ。
6.迷惑タバコで被害にあったらどうすればいい?
逆切れされるのが怖い。怖いので言い出せないから泣き寝入りする。それではいつまでたっても解決しない。その怖さを押し切って毅然とした態度でぶつかるべきだ。非はマナーの悪い喫煙者にある。相手が暴力に訴えてきたら傷害罪で訴えればいい。口論で手を上げるということは絶対にしてはならない。無論、こちらから手を上げてはいけない。話し合いだけで解決すればそれでいいに越したことはない。喫煙者自身に自覚がない場合は問題だ。間違いを諭さない限りは直ることはありえない。私もできる限りそうしてる。逆切れされても「自分が同じことをされたらどうなる?されたら嫌なことは人にするな!」と反論した。このくらいは強く出るべきだ。
7.禁煙場所での禁煙って本当に守られているの?
結論から言うと、守られていない。駅構内などはとくにひどい。終日構内禁煙と謳ってはいるが、それはほとんど守られていない。駅員などは喫煙コーナー外での喫煙をあえて見逃している感がある(というより見て見ぬ振り)。未成年が喫煙していたところで誰も注意しようとしない。ほぼマナー違反の喫煙の温床と言ってもいい。終日構内禁煙が聞いて呆れる。せめて駅員がひとこと注意すべきだ。逆切れされたら警察に通報すればいい。あと、駅の改札口付近で歩きタバコを比較的よく見かけるが、あれはかなり危険な行為である。改札口付近は人の出入りが激しい。そのためいたずらに被害者を増やすということにもなりかねない。それを駅員が全く注意しないからそういった行為はやりたい放題だ。すでにそれらの行為が無視できないレベルであるのを分かっているはずなのに見て見ぬ振り。その感覚を変えていかない限り駅構内での迷惑タバコは絶対になくならないと断言する!
8.管理人による分煙状況報告
こんな吸殻入れはいらないんじゃないか?
A
B
この2枚の写真を見て欲しい。Aはかなり分かりにくいが煙がものすごい勢いで出ている。これではそこを通るだけでタバコの煙をモロに浴びることとなり非常に健康に悪い。Bは、本来タバコを投入すべき場所にタバコのパッケージがねじ込んである。これにもし、燃え移ったらどうなるだろうか?たちまち火の手が上がり、タバコの煙とプラスチックが燃えたときに出る有毒ガスで周囲は汚染されるだろう。これはもはやマナー云々の問題ではない。近々そこの自治体に抗議…はしたが、その後もBのような状況がいつまでも続いたのでこの灰皿の撤去を自治体に抗議する考えだ。
9.喫煙を規制する法律ってあるの?
2003年6月1日から健康増進法という法律ができ、分煙を推進しようという狙いがあるようだ。これがマナーの悪い喫煙への抑止力になることを管理人は期待している。だが、どれだけの法的拘束力があるかというのには多少疑問が残る
10.タバコは具体的に人体にどんな影響を与えるの?
嗜好品として広く流通しているタバコは、中毒性を内包するものである。タバコなしには落ち着けないという人間を一般的にニコチン中毒と診断され、いざ禁煙しようとすれば禁断症状のようなものが出るという覚せい剤に近いものである(これは管理人の主観)。これだけでも人体にかなり影響が出ることが分かるだろう。その他には…
1.体内のビタミン類を破壊する
2.肺が黒く変色する(肺ガンのきっかけになる)
3.発ガン性物質が多量に含まれているため、様々な種類のガンを誘発する
4.五感に異常をきたすことがある(特に味覚に強い異常が起こることが多い)
5.成人病を誘発する
という影響がある。これは主流煙・副流煙共通で起こることである
重ね重ね言うが、タバコはマナーを守って正しく吸って欲しい。それができない、もしくは分からない奴はできるまで、分かるまでは人前で吸わないで欲しい。